WORKSHIP COLUMN Vol.02


■国立西洋美術館

7月も終盤にさしかかり、梅雨も明けが発表されました。京都では、「祇園祭の山鉾巡行が終わったら梅雨明け」と昔から言われているので、今年はまさにその通りとなりましたね。

テロやクーデターなど暴力的なニュースが多い中、7月17日に東京都台東区にある「国立西洋美術館」の世界文化遺産登録が決定した、という嬉しいニュースがありました。正確には、複数の建築物が「ル・コルビュジエの建築作品」として登録された中の一つということですが、名誉なことに変わりはないですね。
私が「国立西洋美術館」を訪れたのは、まだ建築に興味があったわけでもなく、ル・コルビュジェのことも知りませんでした。鑑賞時は建物自体に関する印象はほとんどなく、違和感なく美術作品を鑑賞していましたが、今となっては収容作品よりも、建物を含んだ展示空間全体の雰囲気が思い起こされるのが不思議です。それもまた、優れた建築だという証なのでしょうか。世界遺産に登録はされなくても、誰かの記憶に残るようなものを生み出していきたいですね。
建築に興味をもつようになってから、もう一度訪れてみたいと思っていましたが、しばらくは世界遺産効果ですごい人でしょうね・・・。少し時間をおいて、世間の熱が冷めてから再訪しようと思います。

執筆者:徳 直哉

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